7インチ・アナログ盤で発売した”体温”、”シャララ”や、両A面シングル”よい朝を、いとしいひと”、”さよならより、優しいことば”を含む全12曲。
デビュー以来、一作一作着実にソングライティングを磨きながら、音楽家としての豊かな感性・スキルと表現者としての鋭い示唆を開花させてきた江沼郁弥による、普遍性と独創性の双方が光る才気走った楽曲群と、新体制になって活性化したアレンジ面・演奏面におけるバンドならではの化学反応が相乗効果を生み、バンドミュージックの肉体性やダイナミクスを強く放ちながらも、より深遠で、より広大な「音楽という宇宙」を体現したアルバム。
タイトルに掲げられた「いのちのかたち」という言葉は、そのままこのアルバムのテーマであると同時に、plentyというバンドが生まれてから今までずっと、その音楽の中で追い続け、問い続けてきたテーマでもあります。
かつて孤独と葛藤に膝を抱えた少年が、音楽/バンドを追求する中で自分自身や社会と深く向かい合い、哀しみや絶望も、歓びも希望も抱えながら辿り着いた、現時点でのひとつの答え。
plentyがここに指示する「いのちのかたち、愛のかたち」は生きるということの本質と愛おしさを鮮やかに映し出す、惑いながらも今を生きるすべての人に向けたメッセージです。
( from press release )
-art work-
生物の体内には宇宙があるという話を聞いたことがある。
宇宙の成長過程と、大脳細胞の形成過程が似ているともいう。
想像すると、ひとの体の中は、
天体のように光っているのではないかと思ってしまう。
そんなことを考えながら、ストローをねじって鳥かごに詰め込んだ。
「いのちのかたち」という公募展があったら、なんてことを仮定して。
( アートディレクター 半田淳也 )
3rd album
いのちのかたち
XQFQ-1214 2,500円+税
2015.10.07 out